保育の環境
子ども自らやりたいことを選び、それを満足いくまで活動できる環境を用意します。子ども達の発達、興味、関心に合わせ、「表現」「ことば」『関わり」「自然」「科学」のゾーンに様々なものを設定します。自由に選んで遊べるコーナーですが、そこにはルールがあり、責任もあるということで、子どもたちに考えさせることも必要としています。
-室内環境づくり-
0・1歳児クラス
- 0歳児のねらい
- 家庭的な雰囲気の中で、一人ひとりの「遊」「食」「寝」を保障できる環境。
愛着関係の築きを安定と考える。 - 1歳児のねらい
- 自我を受け止めることと、全身運動(移動)・微細運動(手、指の動き)ができ、
探索活動が盛んに行なえる環境。
環境づくり
- 発達を捉えた環境づくり
- 安眠できるベッドサイト
- ハイハイの移動(広い空間)
- つかまり立ち(体重がかけやすい高さの机・クッション)
- 探索活動できるように子どもの目の高さにあったコーナーラック
2歳児クラス
- 2歳児のねらい
- 「自分のいい~だめ」の時期。自分の「つもり」と友だちの「つもり」があることを理解しながら、
友だちとのやりとりが経験できる環境。
環境づくり
- 発達を捉えた環境づくり
- 子どもの興味関心のある遊びがセッティングされている。
(ごっこ・指先を使った玩具・ダイナミックに遊べる空間etc.) - 友だちを意識できる動機づけ
- 生活の見通しのつく保育室の動線
3・4・5歳児クラス(自発的に生活をすすめることで自信をもたせる)
- 3歳児のねらい
- 「自分でやった!」という満足感を感じる
- 4歳児のねらい
- 友だちと決まりを守って生活し遊ぶことの楽しさ味わう
- 5歳児のねらい
- 自分たちで考え、他人に対しての思いやりを持ちながら協力して活動する
環境づくり
保育前期は、自主的に行動できるように、一日の流れや活動を文字のみでなく絵や写真・時計(アナログ・デジタル)など使って、分かりやすく見やすく工夫します。後期になり、生活の見通しがついてきたら徐々に、時計(アナログ・デジタル)のみの設定にします。コーナーでは、子どもの発達や興味を見極め、動機づけを大切に内容の入れ替えをします。
―園庭環境―
行事や集会を目的とした平面の園庭より、子ども達の日々の活動を優先させ、多用な発達段階において自発的な遊びを得られる事と自然が身近に感じられるような、遊びが広がるような魅力ある園庭にする。
環境づくり
- 発達に即した粗大運動が遊びの中で展開できる環境。
- 集団で遊ぶ上でのルールを習得できる環境。
- 自然や四季を身近に感じられる環境。
- 野菜の栽培など、育てることと食育を学ぶ為のコーナー。